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IVA公認インストラクターへの道

こんにちは、IVA公認インストラクターの佐藤ユウカです。
今日はなぜ、私がIVA公認インストラクターになったのかを、少しお伝えしたいと思います。1人の歌手のボイストレーニング体験談として、参考にしてもらえれば幸いです。

 

私は小さい頃から歌うことが大好きで、10歳の頃に自分は将来歌手になる!と決めていました。大学へ進学後、本格的に音楽活動を始め、気づけば今に至ります。様々なジャンルのバンドのボーカルとして、ほぼ毎日のように歌い、練習スタジオに通い、月に何日もライブをして…という生活で、とても楽しく刺激的な毎日を送っていました。

バンド活動に勤しんでいる頃は、特にボイトレに興味はなく、ずっと自己流で歌ってきました。それで十分歌えていると思っていましたが、ある頃からライブの後、喉が枯れるようになってきました。
時間が経てば治るので、最初は特に気にもとめずにいたのですが、症状は酷くなるばかり。最終的に、数曲歌っただけで声が枯れ、それをごまかしながら歌うという状態になってしまいました。

さすがにこれはおかしい。自分の発声は何か間違っているに違いない、と思い、まずは自分で色々調べましたが、原因は分からないまま。それならと、思い当たるボーカルの先生のレッスンを受け、多少改善はしましたが、またしばらくすると同じことが起こってしまう。
ずっと歌い続けていきたいと思っていた私にとっては、絶望的なことでした。

 

そんな時、Speech Level Singing(SLS)というメソッドを元にしたボイストレーニングの存在を知り、レッスンを受けてみました。その内容は、感覚を言葉で伝えるものではなく、今の発声の状態をあくまで理論的に分析し、正しいバランスへと導くエクササイズをするというものでした。そのエクササイズを続けるうちに、徐々に発声が改善していき、声が枯れにくくなっていったのです。

そのレッスンを受けるまで、声が枯れるのは私が年齢を重ねたせいで、もうあきらめるしかないのかも…と思い始めていましたが、決してそうではありませんでした。いかに自分がそれまで、喉に負担がかかる発声をしていたかが理解できました。そして、もっと早くこのメソッドを知りたかった!と思うようになったのです。

 

その後、自身もボイストレーナーとして活動するにあたり、同じように自分の声に悩みを抱えている人たちに、このメソッドでレッスンしたいと思うようになりました。そこで、いくつかあるSLSがルーツのボイストレーニング機関の中でも、最もトレーナーの育成システムが充実しているIVAのテストを受け、勉強をすることに決めたのです。

今でも教え方、伝え方、自身の歌の強化と、まだまだ学ぶことばかりです。それらをまずは自分で身につけ、どんどん生徒さんへお伝えし、一緒に成長していきたいと思っています。このIVAのメソッドを、ぜひ気軽に体感してみてください!いつでもお待ちしています。